ロータリークラブとは
ロータリークラブとは世界最初の奉仕クラブ組織で、「人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業及び専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体」と定義され活動してきました。
20世紀初頭のアメリカは、急激な都市化・移民の増加・貧富の差の拡大やマフィアの台頭など様々な問題があり、大企業でも不正がはびこり、仕事でも詐欺が横行する様な社会でした。
その様な中、シカゴで弁護士をしていた ポール・ハリスは、尊敬しあえる同士で親睦を深め、相互にビジネスを盛り上げると共に、高いモラルとスキルをもって職業を手段として社会に貢献しよう仲間を集めました。これがロータリークラブの始まりです。
1905年2月23日、ガスターバス・ローア、シルベスター・シール、ハイラム E. ショーレー、ポール P. ハリス(左より)の4人が、シカゴ中心街のユニティ・ビルにあるローアの事務所に集まり、これが世界初のロータリークラブ例会となりました。
「ロータリー」という名は、当時、各メンバーの職場を順番にミーティング場所として使っていたことに由来します。
その後、志を同じくするロータリークラブがつぎつぎに各地に生まれて、現在では200以上の国と地域に広がり、クラブ数37,183、会員総数1,201,101人(2023年6月国際ロータリー公式発表)に達しています。
国際ロータリー
Rotary Internatinal (RI)
国際ロータリーとは、世界中のロータリークラブとローターアクトクラブの連合体で、その事務局は米国イリノイ州エバンストンにあります。
RI会長からのメッセージ
国際ロータリー
https://www.rotary.org/ja
ステファニーA.アーチック
2024-2025年度RI会長
2023-2024年度RIテーマ
「THE MAGIC OF ROTARY」
国際ロータリー(RI)の活動
ロータリーは大きなニーズのある分野に重点をおき、国際関係を培いながら、人びとの暮らしを支援しています。
紛争の予防・仲裁や難民支援に当たる人材を育て、異文化間の交流と対話を促すことで、平和な世界づくりを目指しています。
命を脅かす病気(ポリオ、エイズ、マラリアなど)について正しい知識を伝え、発展途上国で低額または無料の医療を提供するなどして、病気の予防と治療を支援しています。
「ただ井戸を掘って終わり」ではなく、きれいな水や衛生設備を活用して長期的な地域発展が実現できるよう、包括的な支援を行っています。
世界では毎年、5歳未満の子ども600万人近くが、栄養失調、不健康、不衛生のために命を落としています。ロータリーは、質の高い医療によって母と子の健康を守っています。
世界で読み書きのできない人(15歳以上)は、7億7500万人。ロータリーは、より良い学校をつくり、教育における性差別をなくし、成人への識字教育に力を注いでいます。
生産的で十分な収入をもたらす雇用の機会の創出を通じて人びとの自立を促し、発展途上地域の(特に女性による)起業を応援しながら、リーダーとなる人材を育てています。
ロータリー会員は、プロジェクトを立ち上げ、つながりを生かして政策や方針の変更を促し、未来を形づくる計画を立てます。環境問題においても同じアプローチで取り組んでいます。
ポリオ根絶
ポリオの根絶は、長年にわたってロータリー会員が力を注いでいる活動です。パートナー団体とともに、私たちは122カ国、世界25万人以上の子どもにポリオ予防接種を行ってきました。活動開始以来、世界の発症数は99.9%減っていますが、ポリオはまだ根絶されていません。私たちは、目標を実現するまで決してあきらめません。
当クラブも毎年募金活動
を行っています。
国際ロータリー 第2730地区
国際ロータリー(RI)は世界各地のロータリークラブによって構成されますが、その管理の為、国や地域によって、ロータリークラブを34の地区に区分しています。
志布志みなとロータリークラブは鹿児島・宮崎のロータリークラブからなる国際ロータリー(RI)第2730地区に所属しています。
各地区内のロータリークラブを、地区における唯一の国際ロータリー(RI)役員「ガバナー」が監督し、地区内のロータリークラブの支援や指導、監督を行っています。
当クラブが属する、国際ロータリー第2730地区ガバナーをご紹介します。
2024-2025年度の第2730地区のガバナーは加治木ロータリークラブの笹山義弘氏です。